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〜bizara knabino〜【鬼灯の冷徹】

第2章 *鬼vs.宿敵 地獄大一番


「いつの間にか仲良くなってますね」


『鬼灯様、桃太郎さんは?』


「居ますよ、あちらに」



後ろを振り返ってみると、膝をついてガックリしている桃太郎さんの姿があった。
一体何があったのか、と思いながらも3匹に声をかける。




『シロくん、柿助くん、ルリオくん、桃太郎さんがしょげてるみたいだから、行ってあげて下さい(笑)』



「うん!俺桃太郎慰めてくる」


「俺もっ!」


「仕方ない」



3匹揃って桃太郎さんの方へ走って行った。
本当、絆が強いからこそなんだよね。
桃太郎さんは幸せ者だよ、自分を必要としてくれて慰めてくれたりしてくれるのは大切な事なんだから。



『鬼灯様、』


「なんですか?」


『桃太郎さんは幸せ者ですね』


「そうですね…っと、」


『??』



3匹と1人がわちゃわちゃしているところに向かって歩いて行く鬼灯様、私も後を追って近づいていく。



「あの、よろしければ犬猿雉さんは不喜処地獄へ就職しませんか? 最初は契社3ヶ月後正社で」



「いいんですか!?」


「鬼様!鬼灯様!」



「コラーッッ!!」



ちゃっかり就職を勧めている鬼灯様…まぁ、3匹とも喜んでいるから良いのだろうが。
桃太郎さんは叫んでいたけど(汗)



『あ、(そう言えば桃源郷から人材が欲しいとか何とか来てた気が……) 桃太郎さんも就職しませんか?』




「え、」





その後、無事桃太郎さん達は就職し一件落着。


ん?武器が足りないのはどうなったのかって?

それは勿論、






『やっぱりヤスリで磨きましょう!』






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