【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第31章 俺、チョロ松とのやりとり
「えっ、どういうこと?」
俺は思わず聞き返してしまう。
「だから告白するの。松野さんに」
チョロ松は改めて俺に、花火大会の日に松野ちゃんに告白することを告げた。俺はそれが受け入れられず、
「いやいや、ちょっと待って。なんで俺に言う必要が……」
俺は動揺を隠しきれずにいた。そしてチョロ松からは、
「だって、兄さん知ってるだろ。俺が松野さんのことが好きなこと。それに兄さん、松野さんのこと好きでしょ。なら宣戦布告的な。もしこの告白が上手くいっても恨みっこなしだから……」
照れた表情を手で覆いながら話していた。俺は今ある現実を受け止め、
「そっか……まあ……頑張れよ」
ここは兄さんらしく弟の恋に賛同した。が自然とその言葉を最後に部屋から飛び出していた。