【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第16章 松野ちゃんとの距離
校外研修以降、俺と松野ちゃんが会話をする機会は減った。
(あーあ……どうやったら前見たくうまく話せんだろう……)
俺はずっとそんなことを考えていた。とりあえず松野ちゃんと会ったチョロ松は一体何をあげていたのか気になったので、2人きりの今、
「なー、チョロ松……あの時松野ちゃんに何あげたの?」
ストレートな質問を投げかけた。するとチョロ松は、
「……べっ、別になんでもいいだろ!」
と急に慌て出した。
「あー! さては何か隠してんな! ちょっ、教えろよ!」
と無理矢理聞き出そうとする。しかし、
「兄さんたちー、ご飯だよー!」
と下からトド松の声が。
「わっ、はっ……はーい!」
とチョロ松は部屋を飛び出していった。