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【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~

第14章 ペンギンショー


 俺と松野ちゃんはペンギンショーが行われる水槽まで全速力で走り、なんとか開演までに会場へ着くことができた。周りには人が溢れており、今の場所からペンギンのいる水槽が見えるか見えないか微妙なところにいた。そんな中、松野ちゃんはスマホをチェックしていた。

「なんとか間に合ったな……それにしてもすげぇ人だな……」

 俺は松野ちゃんにそう言った。すると、松野ちゃんは背伸びをしていた。なので、

「ほら、ここなら少し隙間あるから入れるんじゃねーか?」

と言い松野ちゃんの肩へ腕を回し、その隙間がある場所まで体を持っていった。すると俺たちの距離は人一人入れないくらいの近さになった。松野ちゃんは驚いているのか、少し経ったところで、

「あっ、ありがとぅ……」

と一言。俺は、

(えっ、あっ……ちかっ……)

と寄せてから気づいた。今更この状況を把握し、

「あっ、ごっごめん……」

と言いすぐに肩から手を離した。そしてペンギンショーは始まったが、2人は何も話さずただショーを鑑賞する形となっていた。
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