【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第10章 松野さんって… ~choro~
「ねぇ、松野ちゃんってどんな子?」
チョロ松は図書室に向かう廊下にて、俺に聞いてきた。
「どんな子って……優しい子だよ。後可愛いよな……」
と正直に言った。そして、
「もしかして、気になってたりするの?」
とチョロ松に松野ちゃんに対しての気持ちを聞いてきた。すると、
「そっ、そんなわけあるかよ。まだ一回しか会ってねーし……」
と照れながら話していた。
(あっ、こいつ……)
「あのさー……俺チョロ松と何年いると思ってんの? 兄弟が思ってることくらい少しは分かるんだけど」
と俺は煽る。チョロ松は思わず振り返り俺の方を向き、
「もう! おそ松兄さんに聞いた俺がバカだったよっ!」
と言い残し走り去ってしまった。
「おーい、チョロ松ー。図書室逆じゃねー……」
と呼んでみたが振り向くことはなかった。
(俺……悪いことしたか……てかチョロ松が松野ちゃんに……恋?)
確信は持てそうになかったがそう考えることが出来てしまった。