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【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~

第1章 松野おそ松


 俺は昔から目立ちたがり屋だ。中学生の時もそう。運動部も転々と回って活躍した。進んで委員会などの活動にも専念していた。その中でも委員会の中で一番の花型はやはり学級委員。俺はもちろん毎回立候補していた。しかし選ばれるのはいつも、3年間同じクラスだったチョロ松。とても悔しくて、けど長男だから悔し顔なんて見せられなくって。だから俺は高校になったら必ず学級委員になってあいつに負けねぇ凄えやつになろうと決めた。そして今日、高校生活初日。

「あーあ、僕らみんな違うクラスなんだ」

 トド松が悲しそうにそう言う。実は、中学の頃はクラスが4つしかなかったため、2クラス以上は必ず2人いることとなっていた。けど高校は違う。6クラスある上に皆クラスがバラバラ。しかし、

「あれ、俺のところだけ1人松野っている……」

 この時が初めて、松野ちゃんを意識するきっかけとなった日であった。
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