第5章 北風と太陽
「ムーンほら見て。あの子可愛いくない?俺の好きなタイプ!ちょっと読書止めて見てみろって。」
「はぁ。人がせっかく楽しみにして見てたものをーーーん。普通だな。地味であまり目立たないキャラクターだ。以上。」
「え!それだけ!?クール過ぎるよ。じゃあさ、俺とゲームしようぜ?どちらがあの子のハートをゲットするか。好きになるのは誰かーーーまさか逃げようとか思ってないよな?泣き虫ムーンちゃん?」
「は?誰が逃げようだなんて言うか。あんまり乗り気じゃないが、そのゲームの挑戦受けてやる。後悔するなよ?」
こうして俺達の戦い(?)は始まった。
まず最初はーーー