第2章 プロローグ ヤンデレゲエム
さて、そんなヤンデレと二次元をこよなく愛する僕が、
少年漫画のヤンデレ乙女ゲーをやらない訳がない。
あ、乙女ゲーっていうのは、
女性向け恋愛ゲームの通称ね。
っで、今回やったのが
”黒子のバスケ”
通称黒バスって作品のヤンデレ乙女ゲーだったんだけど。
黒バスは乙女ゲ―出さないと思ってたし、
ましてやヤンデレと謳っている作品だ。
相当驚いたよ。
プレイしながら、調べてみたらファンの子たちの声が多かったのと、ネットの二次創作で人気なのを見て作ってみたらしいね。
人気なら、次回作出来るかも! って皆騒いでいたよ。
ただ、黒バスのヤンデレ乙女ゲーの二次創作では割と
ゲームの世界に取り込まれる系のパターンが多くてね。
僕も例に習わず。
取り込まれてしまって今に至る。
このゲームは選んだ学校の卒業生で、かつてバスケ部のマネージャーだったって設定の主人公が
後輩たち(ヤンデレ)と恋をするのが主な目的になっている。
攻略対象が黒バスのキャラで、ヤンデレになっていく。
って設定以外は原作やアニメ。あとゲームオリジナルの合宿とかあるくらい。
ゲームの世界とかに入ることをトリップって言うんだけど、
トリップした場合問題が1つだけあるんだよね。
誰を好きになるかってこと。
最萌のキャラがいないわけじゃないんだけど、逆に各校に1人は必ずいるし、先輩後輩、相棒コンビ、ライバルコンビとか
組み合わせは無限大な訳。
しかも、このゲーム。
恋愛じゃないけど本家ヒロインとの友情ルートみたいなのも存在してるんだよね。
さて、どうしたものかな。
僕は頭の中に流れる。
ゲーム冒頭のセリフ流し読みしながら考え込んだ。