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~秘蜜~アイドルとの恋愛

第1章 冷製スマイル《氷鷹 北斗》


夢主side

『せ、先輩っ!!ちょっ…!!?』
渉「あんずさん、似合ってますよ!!」

私は、あんず。
演劇部に所属してる、TrickStarP。
今日も学院の変わり者「三奇人」の中の一人で演劇部を部長、「日々樹 渉」の着せ替え人形やってます。

『ちょっ!やめて下さい!私は人形じゃないんです!』
友「あんず先輩、似合って…ますよ…w」
『ちょっと!友也くんまで~!!』

今はメイド服を着せられている。
こんな姿、北斗に見られたら…どうしよう。
早く脱ぎたいんだけど。

ガラッ

北「遅くなりましたっ…はぁはぁ…」

え、こんなタイミング良く帰ってくるの…!?
最悪だ…。

『ぎゃああああああ!!!!ちょっ、入ってくんな!』
友「北斗先輩っ、お帰りなさ、w」

私の絶叫も虚しく、彼は部室に息を切らしながら入ってきた。

北「あんずは?さっき声が聞こえたんだが…。」
渉「こっちですよっ!」ニッコリ

いやいや日々樹先輩、嬉しそうに言わないでよ。
そんな満面の笑みで微笑まないで!!?

『ちょっ、待っ…!!?』
北「あんず?!…何して…。」
『いやぁ、その…ね、アハハハ…』

少しの沈黙。
何かを察したのか、日々樹先輩と友也くんは部室から出て行った。

2人きりの静かな時間が流れる。
静かというか、沈黙ね。
黙ってるのもつまらないから、私から話題を持ちかける。

『あ、あのさ…ぅ…怒ってる?』
北「別に。」

え、絶対怒ってる。
どうしよう、謝るべきなんだよね。

『ごめん。』
北「何に対して謝ってるのか?」

なんか、北斗怖い。
ホントに怒らせてる。

どうしよう…。

『だから…っ…北斗、怒ってるよね?』
北「…あぁ。最近のお前の行動を見ていたら、イラついてくる。」

最近の私の行動…?
ここ最近、私は何をしていたんだろう。

一昨日は、部室で渉先輩のコスプレに付き合った。
散々着せられて大変だったなぁ…

昨日は、部室で渉先輩のコスプレ…って一昨日と一緒じゃん!

北斗と全然会えてないし、話してもないじゃない!

彼女失格じゃん…。

『ごめんね、ここ最近…』
北「あんずが、俺の彼女だからと言って…いつどこで何をされるかわからないだろ。
あと、先輩との距離が近いんじゃないか。」

そう言った後、彼は驚きの一言を放った。

北「嫉妬するだろ。」
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