第17章 風邪は万病のもと2
一松side
みゆの具合は、
良くなりつつあったーーー
なにかしてあげられる事はないかと
考えた矢先
い「みゆ、具合はどう?」
「うん。熱は下がって良くなったよ」
い「そう。あのさ・・・みゆにおまじないをかけたいんだけどーーー」
「なにを、してくれるの?」
俺がおまじないをかけたい事は
い「んーーー」
前髪をあげて、おでこにキスをする。
それから両目にも同じ事をしてやった
「一松・・・!?」
い「なに?そんな表情しちゃって・・・別の事、期待してたの?(にやにや)」
「し、してない・・・!するわけ・・・」
い「少しは期待していたんだろ?本当は別の所を、さーーー」
「・・・っ・・・」
そんな困った表情されると
なにをするか、分からないよ・・・
それでも、良いの?
なんて、これ以上いたら
かえって熱がぶりかえしてしまう
大人しく身を引こうーーー
「・・・病気なんかに負けるなよ。」
俺はその一言のみ言った
これが俺なりの精一杯の優しさだから