第4章 Candaulism #折原臨也&平和島静雄
『あ…ん、やだ…』
漏れる吐息と、絡みつく密が俺を刺激する。
静雄「動くぞ」
一突き一突き、その度に、喘ぎ声が聞こえる。
『あん、あっやめてぇ…激し…い』
揺れる胸が、さらなる欲を掻き立てる。
『やだ…イクっ…イっちゃう…』
それと同時に、のなかがきゅうっと締まった。
静雄「イったか」
まだは肩で息をしている。
静雄「でも、まだ俺がイってないんだ…っ」
また再び、腰を動かす。
ひくつく彼女の中で動かす。
『あぅ…んああ!!や、さっきイったばっかなのに…!』
静雄「でる…!」
俺は、我を忘れていた。そして、の中に出した。
気持ちよさと同時に、後悔もした。
静雄「わ、悪い…!」
臨也「いいって」
返事をしたのは臨也だ。
下半身丸出しで。
臨也「ほら、口開けて?飲んでよ」
は、言われた通り口を開け、臨也の精子を飲んだ。
その様子が、不気味なほど妖艶だった。
臨也「シズちゃんありがと。最高に興奮した。俺たち今から本番するから帰っていいよ」
静雄「やっぱり、手前は確実に殺す」
美しい顔なのに、どうして内面は醜いのか。
床に倒れこんだまま熱く絡み合う二人を、ただ眺めることしか出来なかった。
それでも、身体は正直に反応してしまう。まだ、股間が熱いのだ。