藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第7章 ♡Story54♡ 病気…?
_それから15分ほどで片付けは終わり一行は病室へ戻った。
「……。」
ベッドには精神安定剤を打たれ眠っている百合……。
「……目が覚ました時、百合がまた暴れるってことはないんですか?」
心配そうに芽衣子の方を見る裕太。
「えぇ、安心なさって大丈夫ですよ(微笑)
目を覚ます頃には気持ちも落ち着いているはずです。」
「なら、よかった……」
「目覚ますのは2時間後か……」
陸はふと腕時計に目を向けた。
「陸、なにか用事でもあんのか?」
不思議そうに陸を見る徹平。
「ちょっと(苦笑)
さっき部長からLINE来て……大会がもうすぐだから練習にこいって(汗)」
「俺も来てたわ……(汗)」
同じくテニス部の玲も部長からLINEが来ていたらしい。
「確か、テニス部の部長って松岡って人だっけ?
あの人結構暑苦しいイメージある(笑)」
「部長、テニス馬鹿ですから(苦笑)
しかも高校最後の大会になってくるし……」
「だよな(苦笑)
陸、どうする?練習は強制じゃないけど……」
「出来るなら残りたいけど……相手が部長だと、
後々怖いんだよなー(汗)」_ピロリーン
「おい、またLINE来たぞ(汗)」
トーク画面には……
『はよ来い(╬゚◥益◤゚)
来ないと締めるぞ(╬゚◥益◤゚)
可愛い我が後輩、
わかってるよなぁ?(´∀`*)』
「「ぞわぁぁ……(冷汗)」」
((こりゃ行かないとまずいかも……汗))
「……二人共、行ったほうがいいんじゃね?(汗)」
トーク画面を覗き込んでいた徹平も冷や汗をかいていた。
「「……行きます(涙)」」
渋々練習に行くことになった陸と玲。
「じゃあ団司さん、これ俺の代わりに渡しておいてください。」
陸はお菓子の入った袋を団司に渡した。
「わかった。」
「徹平さんにやると、食べられそうなので(笑)」←
「なるほどな。」←
陸に同意する団司。
「食わねえよ!(怒)」
「ふっ……(嘲笑)」←
そして見えないところから徹平を嘲笑う和真であった。