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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第3章 ♡Story50♡ 転校生は不良生徒


「......。」



「......。」



和真は無言で歩いていた。



その様子を見た百合達は...



_ボソッ「ねぇ百合、さっき九条君が『百合』って言ってたけど......
なにか心当たりあるの?」



_ボソッ「なんか......思い出せそうで思い出せないの(苦笑)」
(でも私......前に九条君と会ったことある.....?)



その時...






「......百合、」



「ひゃいっ!?」



再び和真に“百合”と呼ばれ思わず肩を上げる百合。



「......いや、何でもない。
ここで言うのも、あれだし......」



「ぇ......?」



「......別に。」



そう言うと和真はスタスタと前を通り過ぎていった。








「っ......九条君?」



「なんか感じ悪っ!
言いたいことあるならはっきり言えばいいのに!
ねぇ百合!本当に心当たりないの!?」



「っ心当たりって言われても......うまく思い出せないよ......でも私、
九条君とはどっかであったことあるような気がするの......」



「っ会ったことあるって......」
(会ったことあるって言うなら、陸にもなにか心当たり、あるのかしら......)






そんなことをしているうちに体育館にたどり着いた。



百合達は番号順に並び、和真は一番後ろの方に立っていた。



そんな和真を百合はチラっと見た。



「......。」
(うーん......思い出せそうで思い出せないよ......汗)



百合が視線を送っていると和真が気づいたのか偶然にもふたりの目があった。



「......。」



_ビクッ「っ......!」



百合は思わず前に向き直した。



「っ......」
(っやっぱり気になる......直接、九条君に話を聞かなくっちゃ......)



この始業式が終わりLHLが終われば生徒達は放課、



百合はその時に直接和真に聞こうと思うのだった。





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