第10章 ♯9
ザシュッッ
リヴァイの華麗な動きを思い浮かべ10メートル級を殺った。
変に力が入ってしまい、たった一度の攻撃で刃を鈍らにしてしまった。
巨人の蒸気で視界が悪くなった上に奴らが私に気付いた。
ミヤさんの身体を貪っていたやつがこちらを向いた。
その口からはミヤさんの綺麗なブロンドの髪の毛がはみ出ている。
あの髪の毛を一つに束ねて美しく飛ぶミヤさんは、天使のようで、私の憧れだった。
どんなに辛い訓練でも苦い顔一つせずに取り組む姿勢は、いつも尊敬できた。
よくも・・・・・!!
許さない!!!!!!
新しい刃に付け替えて奴を睨み付ける。
私に伸びてきた手を切り落とし、その勢いで背中に回る。
シュッ
痛みを感じるのか知らないが動きが荒くなったそれの項を削ぎ落す。
ハァッ・・・・ハァッ・・・・・
巨人の血が熱い。
身体が、このまま溶けてしまいそうだ・・・