第1章 🐽別れ🐽
別れが寂しくなるから。
先生には明日───俺がいなくなった日に、みんなに伝えてもらうようお願いした。
だから、みんな知らない。
天野 雫(あまの しずく)「──おい准ってば!聞いてんのか!?」
石崎 准(いしざき じゅん)「わわわっ、ご、ごめん。」
「...最近お前、よくボーッとするよな。なんかあったか?」
「い…いや。特に何もないよ。寝不足…かな。ははは。」
「ならー、いいけど…。」
雫は、何でもお見通しだ。
嫌なことがあったら、すぐ察してくれたり、励まそうとしてくれたりしてくれる。
高校入ってからの、仲の良い友達だ。
そんな奴とも、もう、会えないんだ。