第8章 おまけ②~Moonlight Lovers~
「ところで今日の相談のことだけど、
いつも相手にしてもらっていることを
するのが一番分かりやすくて
いいと思うよ。」
「…そっか。わかった。」
「あとキスのこと…
これはここだけの秘密。」
ルイは人差し指を口許に当てた。
「お互い相手に
知られたらまずいでしょ?」
「うん…もちろん!」
「じゃあそういうことで。」
二人で微笑みあって
廊下を歩いていった。
この不思議な関係は何?
友人以上恋人未満?
プラトニック?
いや、恋愛感情はまったくない。
もちろん情欲もない。
二人の間には
シドという一人の人間がいて
初めて成り立つ、なんだか特別な関係。
月明かりが綺麗な夜の出来事ー。
おわり♪