第8章 おまけ②~Moonlight Lovers~
「動きは…
早ければ早いほどいいんだよね…?」
「ああ。」
動きを早くするアヤセの姿は
服を着ているとはいえ、
とても厭らしい…
「ん……」
アヤセから声が洩れる。
ルイはそんなアヤセの姿を
黙って見つめていた。
しばらくして…
「ねぇねぇ…変なこと聞いてもいい?」
「何?」
「なんか…その…あたるものが…」
「え?ああ。
そりゃ当たり前でしょ、こんな体勢。」
「…っ!そ、そうだよね…
なんか付き合わせちゃってごめんね…。」
「別に。
アイツのこと喜ばすんでしょ?
がんばって。」
「!
…う、うん……」
アヤセの脳裏に愛しいその姿が浮かぶ。
思わず顔が綻んだ。
…そのときだった。