• テキストサイズ

【100プリ】瞳に映して

第8章 おまけ②~Moonlight Lovers~


「誰かいるの?」

バサバサッ…!

「あ、ルッルイ…!」

図書室の奥まった場所にいたのは
アヤセだった。

「あっこっこれはっ!」

慌ててアヤセは
落とした本を隠そうとするも遅かった。

それは性文化を扱った文献のようだった。

なんとなく気まずい雰囲気の中、
ルイが口を開く。

「別に…悪いことじゃないと思うけど…」

そう言ってその場を去る。

しかし…

「まっ待って…!」

本を片付けたアヤセが
ルイを呼び止めた。

「何?」

キョロキョロと他に誰もいないことを
確認すると、
アヤセはルイの耳に口を寄せた。

「あ、あのさ…
女の人が上になるって、
どういう感じだと思う…?」

内緒話のように聞かれた質問は……

訳がわからなかった。


/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp