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【100プリ】瞳に映して

第1章 オムライス


八百屋を後にしながら3人で予定を話す。

「お前、今度の休みは?」

「えっと…
ちょうどトマトが届く3日後かな。
たぶんシドの誕生日までの
最後の休みになるかも。」

「よし、その日に完成させて、
お前に作り方も教える。
空けとけよ。」

「わかった!!」

「ルイも都合つけておけよ。」

「ああ。」

「よし、じゃあ今日は解散だな。」

そう言ってアランは
すたすたと街中へと歩き出した。

「アラン!王宮には戻らないの?」

「ん?ああ、せっかくの休みだから
ちょっと遊んでく。じゃあな。」

「アランてどんな休日
過ごすんだろうね。」

「さぁ…。
アヤセは王宮戻る?」

「う、うん…
でもちょっと待ってて!」

ルイから少し離れると
アヤセはスマホを取り出した。

耳許で呼び出し音が鳴る。

『何だ?』

「あ、シド?
あの今日用事が早く終わったの。
これから会わない?」

『悪いが今日は無理だ。
仕事入れちまった。』

「そっか…」

『今度の休みはいつだよ。』

「えっと…」

アヤセはハッとする。

(3日後だけどさっき約束しちゃった…)

「ちょっとわからないから、
また連絡するね…ごめん…」

そう言って電話を終えた。

(あータイミング悪いな…
嘘付いちゃった…)

アヤセはため息をついた。

そしてルイと共に王宮へ戻った。


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