第3章 ヴァリアーでの初任務
「10年前の様も、とても可愛らしいですね。」
『そ、そそそそんな滅相もない!!!』
「…もうちょっと肩の力をお抜きになっても大丈夫ですよ?」
メイドさんが私の髪の毛をセットしてる間に話しかけてくれた。けど私は心臓バクバクだ。だってみなさん可愛いんだもん。これがヴァリアークオリティ…ん?なんか使い方違う…?
「ふふっ、でもこの世界の様も最初はとても緊張なさっていました。」
『え、そうなんですか…?』
「はい。なんでもヴァリアーの一員として招かれたパーティだったらしく、ここにいらしたとき、『恥ずかしくない女性にしてください!』っとおっしゃっていました。」
『な、なるほど…』
「それほど様はヴァリアーを愛していらしたんでしょうね。」
くすっとメイドさんが笑った。
「それからやはり結婚式が印象的でしたね。」
『結婚式いぃっっっ!!!!!???』
け、けけけけ結婚式ってあれだよね…?
チカイマスカー?ってやつ!!あの!?あの!!??
「は、はい…」
「ちょっと…それは言わない方がいいんじゃ…」
メイドさんたちがこそこそ話し始めた。
「も、申し訳ございません様!
私、てっきりご存知なのかと…!」
『あ、いえいえ!大丈夫ですよ!』
その話はそこで中断されたが、私の頭の中にはそのことがぐるぐる回っていた。
そして、メイドさんたちの手際のおかけで、予定よりはやく準備は終わりそうだった。