第3章 ヴァリアーでの初任務
「それで、ボスさんがハルカックファミリーからのパーティ招待状を貰ったわけだが…」
スクアーロの鉄拳が飛んできて、私達は静かになった。
「招待状ってボスだけでしょ?」
「あ"ぁ。だが、このパーティってのは表向きだけだ…裏では人身売買が行われてるらしい。それを確認し、主催者であるハルカックファミリーのボスを殺るってのが今回の任務だぁ…」
『人身売買って…』
「この世界ではよくあることだ。」
小声で呟いたことがレヴィさんには聞こえたようだ。
「でもそれってボスだけでも殺れるんじゃね?なんで俺達も行かなくちゃならねぇんだよ。」
「…このパーティが開かれる屋敷にはよくわからねぇ場所が多くあるんだ…」
スクアーロさんがそう言ってテーブルに地図を広げた。
「…この黒く塗られてるところですか…?」
「なるほど…これじゃどこで人身売買が行われてるかわからないわねぇ…」
『それで、私達全員が行って、部屋を調べるってことですか…?』
「あぁ。」
「だがどうやって入り込むのだ。ボスはともかく、俺達には招待状などないぞ。」
「んなもん、フェイクを作ればいい話だ!」
『そんなこと、できるんですか!?』
私がスクアーロさんにそう言ったら、スクアーロさんはニヤッと笑ってこう言った。
「ヴァリアーに不可能はねぇんだよ…!」