• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家の姉 【短編集】

第2章 一松 ~SMのスイッチがある弟に看病されまして。~



【#NAME1#視点】


『ごほ…ごほっ…!』

どうも、私#NAME1#です。

…風邪ひきました

今日仕事じゃなくて良かったわ…

私一応仕事してます。

どこかのクソニート共とは違ってですね。でも十四松とカラ松は働かなくてもいいのよ←

おそ松はどうせパチンコでしょ?それに金を使うな、馬鹿長男よ、看病してちょうだいよ…

カラ松はカラ松girl探ししたら俺が看病するから、待ってろ!姉さんっ!って…優しいわね。

チョロ松は私の好きなにゃーちゃんのライブ…羨ましいわ…

十四松は大丈夫?やきう終わったらかんびょーするね!っていって野球しに行ったし…可愛いわね…

トド松は、ショッピング、かしらね

一松は…どうかしら、路地裏?猫ちゃんに猫缶か煮干しあげてるのかしら…?

父さんと母さんは旅行中だし…

『…はぁ…寂しいわね…』

ぽつりと口から出たその言葉。

『……はぁ…』

だってこんなにも静かなんだもの、そりゃ寂しいわ…

『あぁぁっ!誰でもいいから来なさいよっ!!カラ松でも十四松でもいいからぁっ!』

思い切り叫んだ。寂しいからかしら。


スーーッ…


「…姉さん、やっぱり風邪ひいてたんだ…へひっ…」

『い、一松…?』

その襖に立っていたのは、寝ている私を見下して笑っている一松だった

『…何持ってるのよ?』

「…あぁ、これ?氷水の入ったボウルとタオルだけど…(S〇器具もね)」

『か、()の中見えてるわよ…』

こいつ…良からぬ事を考えて…?!

『そ、それでどうしたのよ。一松』

「どうしたって…看病だけど」

嫌な予感しかしないのは私だけかしらね

まぁ、気のせいよねっ!!うん、そうよ。私風邪ひいちゃってるから疲れてるのよ!絶対にそうよ

というか…

氷水にタオルを浸して、ぎゅっとタオルを絞る一松をじろじろと見た

「…なに、姉さん」

横目で私を見る一松。

『…まさかあんたみたいな闇人形が看病してくれるなんてね。意外だわ』

「俺みたいなクズな奴でも看病するよ…俺のことなんだと思ってたの、姉さん」

『うーん…SMのスイッチがあるし、私にしか甘えないし、毎日私を馬鹿にしたりする変な弟?』

「…変な弟って酷くない?…はぁはぁ…」

…なんではぁはぁ言ってるのかしら…

『事実よ、仕方ないわ。』

「…ひひっ…はぁ、はぁっ…」
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp