第2章 きっかけは、合コンで
「私、どうやってここまで来たの?分からないんだけどーーー教えてくれるかな?」
「あぁ。あの時はーーー」
『あー夢梨奈酔って寝ちゃってるよ・・・』
『どうする?終電間に合わなくなっちゃうよ・・・』
『悠弥送ってやれよ?お前の好きなタイプだろ?』
『・・・まぁ、良いけど。』
『ひゅう、ひゅう~♪』
『お似合いだねー』
「・・・って感じになってさ。ここまで運んだ訳。大変だったんだよ?終電間に合わなくなったし、ホテル泊まろうとしても高いし、結局はラブホで泊まる事になっちゃってさ・・・どうしてくれるの?」
「・・・私のせいなら、謝るわ・・・ごめんなさい。」
「んー、そんな簡単に許してと言われてもなぁ・・・」
「・・・どうすれば、許してくれるの?」
「そうだなぁ・・・じゃあーーー」
「俺の恋人になってよ・・・」
こ・・・
恋人?!
嘘でしょ・・・
本当にーーー!?