第2章 女だからってなめてはいけない
「…ねぇあれって真選組じゃない?
何かあったのかしら…」
「物騒ねぇ…怖いわ…」
歩いていくこどに聞こえる人々の話し声
どうせ事故とかでしょ…と思いつつ真選組の背後を通り抜ける
が一瞬黒くて長い髪見えた
『…うわ、ヅラだ』
そう、捕まっていたのは桂 小太郎だった
《ヅラ》と言った瞬間ヅラは私に気付き言った
「ヅラじゃない、桂だ」
しかもかなりのドヤ顔で
げしっ
「おぉっと…何をする殿」
『ウッセー捕まってんのによくそんな呑気でいれんな
コノヤローぶっ殺すぞ』
「酷いではないか…もっも優しく…どわっ!!」
「うっセーぞ、少し黙っとけ」
黒髪にタバコのワンポイントで分かった土方だ
『よっ、土方』
「呼び捨てすんな、甘党女」
『黙れ、マヨラー』
「うるせー、殺すぞボケ」
『そのセリフをバットで撃ち返してやるよ』
「そのセリフをバットで…「何、やってんすかー?土方さんもう指名手配犯逃げちゃいましたよ」はぁ!?ちょっおまっ…」
「なんで逃げたんだよ!!」
「土方さんがこのクソ女と話してたからじゃないですか」