• テキストサイズ

君が笑う、その時まで

第11章 試合のあと(黒子視点)


 そこへ火神君がやってきました。どうやら誠凛の皆さんが僕の事を探しているようです。

 黄瀬君との話も大方済んだことですし皆さんのところへ戻ろうとした時、偶然僕は隣のバスケコートでの暴力沙汰を見かけました。

 ……あれはもはやバスケではありません。バスケとは言い難いほど卑怯なプレーをしますし何より暴力沙汰にまで発展していました。

 僕は火神君と黄瀬君がいがみあっている隙にコートに入りました。

 最初は気づいてくれなかったのですが、僕が近くに来たことでようやく気付いてくれました。
 しばらくして黄瀬君や火神君とやってきて彼らと一緒にミニゲームをすることになりました。ミニゲームといってもあれはゲームでも何物でもなく、見事なくらい瞬殺で終わりましたが。

 そんなことがあってから黄瀬君と別れ、僕たちも皆さんのところへ戻ることにしました。

 店の前に戻ってくるとカントクが鬼の形相で仁王立ちしていて、僕は逆エビの刑を受けました。
 

 ……正直、死ぬかと思いました。
/ 204ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp