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If...

第11章 10月10日


瞬身を成功させた私は、一旦休憩を取ることにした。

九尾の襲来は漫画では夕方から夜くらいだったはずだ。
私は原作を思い出していた。

(クシナがナルトを産んでから、九尾の封印がしっかりできるまであの男を足止めできれば、二人は、いや、九尾の襲来で死ぬはずだった人たちは助かる。)


私は時計を確認した。
三時半。まだ夕方には早いが、私は影分身を残して宗家を抜け出した。









私は宗家から離れた人気のない林の中にいた。

『風よ、自由に駆け巡れ、我の探す者を見つけておくれ、私にこっそり囁いて。』

私はチャクラを練ると歌遁を使う。
しばらくすると私の身体を風が包んだ。

『よし!』


私は風の運んで来た情報にそう言うと、変化の術で大人に化ける。

私生活や修行では子供のままでも問題ないが、今日は大人の姿が動きやすいと思ったためだ。

前世のことなので久しぶりと言っていいのかわからないが、いつもより高い景色は違和感があった。


変化をした私は、風の情報を頼りに、クシナがいると、思われる場所に急いだ。



ようやくその場所につくと、空は茜色に染まりつつあった。

(間に合った見たい。)


私は、辺りを警戒している木ノ葉の忍びを見つけて安心した。










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