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第9章 赤い髪の人


ク「ルミちゃんっていうのね?私はクシナ!残念だけど、私はまだ赤ちゃんいないの。」

クシナさんはしゃがんで私に話してくれる。

『でも、お腹おっきいよ?』

私は見え見えな嘘をいうクシナにそう言った。
その瞬間、ミコトさんとクシナの雰囲気が変わった。
というより空気が凍った。

「ミコト!」

クシナが警戒したような声でミコトさんを呼んだ。


「…大丈夫、幻術はちゃんとかかってるわ。」

ミコトさんがクシナにそう答えると、空気が少しゆるんだ。


「この子、何者だってばね?妊娠してるのばれないように幻術かけてもらってるのに…。」


クシナは苦笑いしながら私を見ていた。

さすがはうちは一族だってば、とクシナは笑った。

クシナとミコトさんは私に、この事は誰にも言わないでね?と約束した。

私が頷いたのを見て、二人は安心したようだ。


クシナと別れの挨拶をしてミコトさんが歩き出すと、ふと、クシナが私の耳元に唇をよせてきた。


「ルミちゃんだけに教えてあげるってばね、実は双子なの!」


クシナはそう言うと、驚いて見上げる私に、唇に人差し指を当てたまま微笑んで去って行った。


(双子~!?原作と違う!?)


私はパニックをおこしながらミコトさんの後を追った。

結局その日、初めての里探検はクシナの爆弾発言で頭がいっぱいのままいつの間にか終わっていた。
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