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If...

第42章 里抜け


シ「三対一だ!こっちに分がある!
行くぞサスケ、ナルト!!」

ナ「よっしゃあああ!!」


俺達は女に向かって駆け出した。

「てめーらみたいなゴミ、何人束になろーがカンケーねェ!」

女はそう言うと構えをとる。

「オレらのチームワークをなめるなよ!!」

シカマルが叫ぶ。

「来やがれ!!」

女がそう言うと、シカマルが苦無で斬りかかった。

「今だ、ナルトォ、サスケェ!」

シカマルの言葉に俺たちは女の頭上へ飛び上がる。


「ぶっ飛ばしてやる!」

ナルトの言葉に女が険しい顔をして上を見た。

そしてその視線は真上から斜め上、後ろへと移動する。


「……………………」

俺とナルトはまんまと女の頭上を飛び越えて男が去って行った方へ走り出した。


「くそ!騙しやがったな!
何がチームワークだ、このクソヤローども」


そんな叫びを背に、俺たちは長髪の男を追った。


数分後、俺たちは男に追い付いた。

男は俺達が来たことに気付いたようで、棺桶を置いて立っていた。


「さて……どんな風に殺そう?」

男は無表情にそう言った。

「大蛇丸は何がしてーんだ!?
何でルミを狙うんだってばよ!?」

ナルトが男に向かって叫んだ。

それに対して男が答えた内容は許せないものだった。

(大蛇丸はルミの身体を乗っ取るつもりなのか!)

「それがルミだってーのか…!?」

ナルトが男を睨み付けた。

「……そうだ。」

そう言うと男はなぜか俺を見た。

「……最初はうちはサスケ、お前が新しい器になる予定だった。

……だが、この器は自ら大蛇丸様の呪印を受けた。
しかも、お前の写輪眼よりもうひとつ上の眼を持っている…これ以上ない良い器になるだろう。」


男の言葉に、俺は驚きと怒りを隠せなかった。

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