第38章 第7班再始動!
「……よっ!ルミ……こんな遅くになにして~んの?」
突然声をかけられて振り返るとカカシが立っていた。
『……いつからいたんです?』
私はカカシの気配に気づけなかった自分に顔をしかめた。
「……三曲前を歌ってる頃からかな?」
カカシのその言葉に私は、ため息をついた。
(ほぼ初めからいたのか……)
『……ちょっと、息抜きに来ただけですよ。』
私はそう言うと、カカシの横を通って部屋に戻ろうとした。
"ぱしっ"
だが、カカシに手首を掴まれ足を止めることになった。
『……何ですか?』
私がそう言うと、カカシは真剣な顔になる。
「……ルミ、お前、この任務について何か隠してないか?」
カカシの言葉に、私ただ笑顔を浮かべた。
『……富士風雪絵の護衛任務のことですか?
どうでしょう?……でも、後2日もすればわかると思いますよ?』
私はそう言うと、カカシの腕をほどき、部屋に戻った。