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第38章 第7班再始動!


『……飲み過ぎはよくないですよ?』


私は、カウンターで酒を飲む小雪に声をかけた。

「……あんた!」


小雪は私を見るなり警戒する。
だが、酔いのせいか、すぐに警戒をといて絡んできた。

「……なんのつもり?私は雪の国には行かないわよ!

……私は死にたくない!平和に過ごしたいのよ……」

小雪はそう言うと酒を煽る。

「あーっ!見つけたってばよ!」


その時、ナルトが飛び込んできてそう叫んだ。

ナルトは小雪に詰め寄ると説教を始める。
それに対して小雪は暗い言葉を返した。


「雪絵様!」

バーの扉が開くと、今度は老人と一緒にカカシやサクラ、サスケが入ってくる。

「……三太夫……」

小雪が老人を見てそう言った。

「……もうじき、雪の国行きの船が出航してしまいます!」

三太夫は小雪を急かす。

「……私は雪の国には行かない!」

小雪はそう言うとさらに酒を飲む。
三太夫はそんな小雪に、今回の撮影がいかに大切か説明する。


だが、小雪は役を降りると宣言した。
いくら話しても動かない小雪に三太夫が焦り出す。

「……仕方ない……」

それを見たカカシが額当てに手をかけた。
カカシを振り返った小雪が、カカシの写輪眼をとらえる……その瞬間、私は小雪の両目を覆った。

「……流、どー言うつもり?」

カカシは間延びした声でそう言った。
だが、そこには怒りが含まれていた。

『……先生こそ……

一般人に術を使うなんて卑怯じゃありませんか?
それに、この人の人生はこの人が決めることです!』

私は小雪の目を覆うてを手を離しながらそう言った。

小雪が私を驚いた顔で見上げてくる。

『……三太夫さん、あなたが雪絵さんの事をどう思っているかは知りませんが、今の話し方だと自分の理想を押し付けているだけに聞こえます。』

私の言葉に、その場にいた全員が黙った。

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