第11章 夏と、浴衣と、猫たちの暴走。 R18
side黒尾
歳上だからってリードしなきゃなんねーってずっと思ってた。
歳下の、それもつい最近まで処女だったやつにリードされて、まさかタガが外れるなんてな。
ひくひく震える膣壁から自身を抜けば、膜内にはいつもより多くの白濁液。
どんだけ興奮してんだよ…
苦笑しながら処理をしていれば、ご機嫌ナナメな声で俺を呼ぶ莉奈。
「せっかくの浴衣がぐちゃぐちゃ…」
不満あるところそこかよ…
「つか体大丈夫か?結構激しくしちまったけど…」
そう聞きながら体を起こしてやると、莉奈が飲み物欲しいと呟いたので苦笑しながら冷蔵庫にミネラルウォーターを取りに行き、渡す。
それを飲みながら莉奈は話をした。
「別に…私だって色々しちゃったので…
私、一応現役のJKなんですからね?部活でも動いてるし!
…マネージャーだけど……」
こくり、ミネラルウォーターを飲み込む喉。
そこについた噛み跡を撫でればびっくりしたのか体をびくりと跳ねさせる莉奈。
「…それと、激しいのはいいけど…跡は見えない場所にしてください。」
首はジャージだと見えちゃうんです!
そうふくれっ面で怒る莉奈は全く怖くない。
むしろ可愛い、という感情しか出てこない。
だから俺はそっとミネラルウォーターを莉奈の手から抜き取ると、ベッドに横になるついでに自分にぐいと引き寄せ腕の中に収めた。
「本当、お前といると退屈しないな。」
改めてそう呟くと、莉奈はふにゃりと笑う。
「だったら私から離れていかないでくださいね?」
当たり前だ。
俺はもうお前無しじゃ無理なんだから。
「…っ!てつろーさんっ!」
「やっぱり浴衣っていいな。」
するりと尻を撫でTバックの紐を引くと、慌てた声の莉奈。
「体力あるんだろ?だったら…な?」
そう言い、俺は莉奈の体を起こして自分の体を跨がせた。
「じゃあ今度はゴムの被せ方のお勉強な?うまくできたら”ご褒美”…な?」
そう言いながら俺は枕元に散らばる避妊具を一枚渡すと、恥ずかしそうにしながら避妊具を受け取る。
「頑張れるように…キス…ください。」
顔を赤らめながら俺に覆いかぶさる莉奈。
俺は、近づいてきた唇をひと舐めすると、その柔らかい唇を堪能するように唇を貪ったのだった。
end