第13章 二・其の弐
櫻『智様……愛しております…』
大『ああ。 私も翔の事…大事に思って…』
二人が兄弟で…兄弟なのにそういう関係であることはここにきてすぐに気付いていた…
しかしながら一度智様が、和也に愛していると言って彼を抱きしめるのを見てしまった時には、やはり驚きより嫉妬が大きくて、
何度自分がそう言っても翔に対しては大事にとかとても好いているとかそんな言葉でしか返ってくることはなかった。
櫻『ありがとうございます。 智様…
お願い…致しますっ…もっと…ください…
ませ…』
そう言って再び智の上に覆い被さるようにして口づけをすると、智様の中心はまた反応を示され翔の身体を反転させると激しく求めあうのだった。
愛してます…
あなたは私の全て…