第10章 其ノ玖
これからは、和也にも戦に参加させなければならなくなる。
才蔵も、佐助ももちろん自分も、なんだかんだ和也に対して甘くしてきたところがあったし、指導するにはやはり強く極めたものがする方がいい。
大『いかがであろうか?無理にとは言わないが…』
国『…分かりました。 お話お受け致します。
半蔵… もとい、翔もそう望んでおるのであろう?
それに私も和也殿へ、二刀流剣術を教えると約束をいたしておりますので。』
そう言うと、翔も頷いて少しの笑顔を見せた。
大『うむ。 では、翔もそろそろ動けるようになったところだ、明日にも二人を父上へと挨拶へ行く手立てをしよう。』
そう言うと、松本をよびよせる。