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【HQ】Egoist

第7章 交わる想い


「及川、花巻、松川ー!おいてくよー!」


 前を歩いていた莉緒ちゃんは振り返り、手を振りながら声を掛けてきた。


「やっぱさー莉緒ちゃん可愛いよなー。彼氏出来たら絶対その彼氏しめる。」


 そんな物騒な事を言いながら、マッキーは莉緒ちゃんの元へ走って行った。マッキー、顔はどちらかというと不良っぽいし、そういう事言うとなんつーか、雰囲気がある。


「及川も、ぼさっとしてると誰かに取られちゃうよ。」
「え?何が?」
「分かってないなら別にいいけど。」


 意味深な言葉を残し、まっつんも莉緒ちゃんの元へ走った。
 四宮さん、そして、まっつんまで一体なんだっていうのさ。なんて考えてたら、俺をおいて四人はどんどん先を歩いてく。


「あ、ちょっと置いてかないでよー!」


 こうして、高校生活最後の夏休みが終わった。



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