第4章 いざ混沌の2ーBへ
そんなこんなで、午前中の授業は全部ゆづ……伏見くんに見せてもらった。
まあ、私どちゃくそバカだから、ぜんっっっぜん内容はわからなかったんだけど。それはいつも通りだし。
問題は現在、昼休み。
『お腹すいたよ〜』
なんと、カバンにお弁当が入ってなかったのだ。
はあ、ついてない。
夢ノ咲に購買や食堂があるのは知ってるし、財布は入ってたから買えばいいんだけど……行き方が、わからない。
あんスタは移動シーンとかなかったしな〜、案内板とかおいてあるわけでもないし……。
話しかけるにしても、何故か話しかけようとするとみんな逃げちゃうんだよね。
顔赤くなってた気がするけど、まさか怒ってたのかな!?
ぐー!
ついにお腹鳴り出した。
恥ずかしい……けど、どうせ誰も聞いてないしいいかな……。
「おいおい、大丈夫かよ転校生?」
『!?』
待って、嘘でしょ?
この声って……!