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【黒バス】シュガーポット

第16章 傘に隠れて


「…高尾君…?」
それに気づいた桜は、小首をかしげて問いかける。
その瞬間、高尾は吹き出し腹を抱えて笑い出した。
「え?え?急にどうしたの?!」
「ったく!桜ちゃんにはかなわねーな!」
目じりに溜まった涙を、人差し指で擦り取る。
そして、桜の頭をかき回すように撫でた。
「真ちゃんに同情するぜ!」
「もぉ!今度は何ー?」
空いていた手で高尾の手を振り払い、髪を整える桜。
頬を膨らませ、不機嫌なフリをする。
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