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【黒バス】シュガーポット
第11章 ホワイトデー
「ん?!」
驚いた緑間は目を見開いたまま。
桜の舌が緑間の唇を割り、その隙間から飴玉が移された。
と、同時に桜の唇が離れていく。
「ね?甘くて美味しいでしょ?」
至近距離で上目遣いの桜は、いたずらっ子のように笑って見せた。
「お、おい…こんな場所で、誰かに見られたら…」
緑間は口元を押さえ、辺りを見回した。
「大丈夫だよ。薄暗いし。誰も見てないよ」
満面の笑みを見せる。
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