第2章 理想と現実
何故か気まずくなる直哉との会話。
早く帰ろうと思い早口になる有紀
『うん、ほんと助かった。遅くまでごめん。送ることも出来なくて……』
「大丈夫だよ。お仕事行ってらっしゃい」
笑顔で手を振る有紀
ふりかえす直哉
時計を見ては慌てて帰る
去っていく姿を見つめ改札にはいる有紀
はぁなんかあっという間。疲れたな……
部屋汚いんだ
彼女いるのかな?
私なんて相手にしないよね
私の取り柄顔だって彼に言われたし色々疲れたー
忘れよ忘れよ!よし!
早く帰ろ
有紀は直哉の言動が気になるが
疲労も強く、夜も遅いため帰宅する