第2章 理想と現実
ふぅ。
ヒールで走ったから足痛いよ〜。そもそもこんなこと引き受けなきゃよかったのに、ほんと自分ってお人好しだよね。自分に呆れる…
とりあえず駅まで行けば直哉待ってるし少し楽になったかな。
ガタンゴトン
有紀は持っている原稿にふと目を向けた
これってどんな話なんだろう
これから色んな人に読んでもらうようになるのかな?
宮下ってどっかで聞いた事あるんだよね…?
仕事終わりだったから疲れた
疲労で 有紀は自然と寝入ってしまった。
ガタン……ビクッ!
大きな揺れで起きた 有紀
そこからはあと少しだった為起きていたが1時間ほど前に起きた出来事を改めて冷静に考えてみる 有紀
というか明日も早いんだよね…仕事すぐに辞めれる訳じゃないし。人足りないし。ヒゲモジャ先生との約束どうしよう…
お金の話をされて、勢いで言ったけど現実無理な話だよね。
あの時のその場の雰囲気ってのもあるし
行かなくてもいいような…
怪しいし…
よし、行かない!わたしは決めた!
ガタン
到着ー到着ー
最寄り駅に着いた。
よし、直哉にLINEしとこ。
『了解!改札出たとこにいるから、ありがとう。』
返信早いな〜さすが
有紀は感心する
有紀は改札を見ると
閉店作業してる花屋の横に
持たれかかり携帯を触る直哉の姿があった。