白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ
「取れろ!バカチン!
姫凪の耳を
そのイケボで
何回犯した!この変態!
エロい事もしやがったらしいな!」
「自信過剰で
余裕ぶっこいてたくせに
いざとなったら
テンパって
キレて犯したのは誰さーー!」
「う…っ!だとしても、だ!
俺だけの姫凪だったのに!
この馬鹿野郎がー!
今度、手ぇ出したら
岩泉に全力で引っ張らせるからな!」
「ガチで取れるやつ!」
中学生男子の休み時間みたいに
二人とも笑いながら
じゃれ合って
「…姫凪ちゃん泣かせないでよ
この子の涙に俺はめっぽう
弱いんだからさ」
「泣かせねぇよ
身近にこんな強敵居たら
気が気じゃないかんなァ」
「「ごめんな(ね)、姫凪(ちゃん)」」
二人して私の頭を撫でる
『…二人ともカッコイイ事し過ぎ…
てゆっか!声大きい!
会社で話す内容じゃないです!
更衣室行ってきます!お先に!!』