白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ
「えー?木兎に飲まされて
寝てたくせにー?
無理して怪我されたら
心配で死にそうなんですけどー?」
ブンブン振られる頭を固定して
ジッと目の奥を覗き込むと
『思ってない顔…てゆっか
意地悪な顔してるし…』
モゴモゴ文句を言いながら
『…最近太ったかもよ?』
なんて、小さな悪あがき
「元バレー部の腕力ナメないでクダサイ
木兎やオイカーくんの相棒程
ゴリラじゃないけど
お姫様一人くらいは全然ヨユーなので」
再び"ほら"と手を広げる俺に
『お姫様って歳じゃないけど…ね』
と、手を伸ばし
抱っこを強請る姫凪を
抱き上げて
いつぶりか分からない程
久しぶりのベットイン
「なに緊張してんですかァ?」
押し倒したシーツの上
カチカチに固まる身体を
ユックリ撫でながら
服を乱していく
『…だって、久しぶり…だし
鉄朗の部屋も…
その…エッチ…も…
ドキドキして変になりそ』