第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ

「黒尾クン怖い！！
はいはい！
降ろせば良いんだろ～
その代わり飯は一緒に良い？
昼間の子にドタキャンくらって
ボッチなの、俺！」

「あぁ…って！飯も…」
「やりぃ！決まり！
姫凪の飯久々くね？！
テンション上がるわー！
俺、肉食いたい！
トンカツとか焼肉とかハンバーグとか！」

ヤラレタ！
まんまとだ！
木兎に乗せられた事に
悔しさ倍増だ。

『木兎さん
今日のメニューは魚に決まってて…』

姫凪は結構冷静で
話し掛けてるけど
木兎が入る事に
もうなんの抵抗もなくなってるのが
更にテンション下が…

「…ふーん
じゃあ魚でも良い～
なぁ？今から買い物だろ
行こうぜ！
酒も沢山買い込んで
パーティーしようぜー！
あ、なんなら赤葦とか
孤爪とかも呼ぶ？
及川クンとかも…」

ってる場合じゃねぇな！

「だめ！朝までコースになんだろ！
お前だけ飯食って
サッサと帰れ！」

「ヘイヘ～イ
じゃあ行くぞー！」