白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
身体を貫く悔しさに
思わず目の端から流れる涙に
「ご、ごめん!
泣かないで!
と、とりあえず…そうだ!
俺の家、行こう!
お詫びに美味しいお菓子を…」
及川さんが急にオロオロして
私の身体を抱き締める
強くなった香水の香りに
『なに考えてるんですか!
行くわけない!
及川さんのエッチ!』
要らぬ想像をしてしまう
自分が嫌だ
「はぁ!?
エッチなのはそっちでしょ!
変な想像してさ!」
『してません!
そんな想像!』
エッチな想像なんか…するわけ…
「俺にエッチな事されるって
思ってるから
そんなに拒否るんでしょ?
迫られたら断れないもんだからさ」
『自惚れないで!
断れるに決まってるでしょう!
私は…鉄朗にしか…』
「へぇ?あの時は
そうは見えなかったけどねー」
ないったらないんだから!
『違いますぅ!
あんなの夢です!幻です!!』
ドンドン大きくなる声
何言ってんだろうと思いつつも
自信満々に私に言い放つ
及川さんに声が止まらない