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真夜中【フェアリーテイル/ミッドナイト】*R18*

第7章 ⑦



「でも、僕は君から沢山の物を奪った。
だから、これ以上…奪ってはいけないと思った。

これ以上…僕の手で、汚してはならないと思った。」



どうして、こんなに優しいのだろう。

憎くて、恨むべき相手のはずなのに…



「…ずるい。 ミッドナイトは、ずるいよ…」

「…?」

「こんなに…
こんなに、優しくされて…
嫌いになれる訳ないじゃん。」

「……」

「ミッドナイトと過ごした日々に、嘘はなかったんでしょ…」

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