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真夜中【フェアリーテイル/ミッドナイト】*R18*

第6章 ⑥




優しい手。
優しい声。

…良かった。

いつものミッドナイトだ。



「せいぜい楽しめよ。
当分、会えなくなるんだし。

じゃあな、小嬢ちゃん〜♪」


「…!」



そう言い残し、コブラは
まだ雨の降る外へ出て行った。


「…。」

「…。」


また静かな部屋に、雨音だけが響く。

そして、止め処ない不安が
頭の中を駆け巡る。


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