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君だけに届ける【VOICE】

第2章 やっと一歩


そして、今日の分のアフレコを終えた


「律華、初主演なんでしょ?上手だね!ビックリしちゃった」

帰り、たまたまエレベーターで鉢合わせになった梶さんと少し話した。

『いえいえ、わたしなんか全然·····。やっぱり、梶さんはすごかったです。あんなにも役に入り込めてて』

お世辞じゃなく、わたしの本心。


わたしじゃ下野さんや梶さんみたいな演技は出来ない。


でも、今回はちゃんと役に入り込めていた。

と、自分を甘やかしてもいいだろうか。


甘えてはいけないのは分かってるけど、今日だけ。
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