第2章 ヘリオトロープの恋
「…そろそろ限界だ、少しだけ我慢してくれ」
そう言って私のお腹に沿って手を滑らせて下着の中に潜り込ませる。
「ひぅっ!?」
触られて初めて気づいた。
そこはぐっしょりと濡れていて、すんなりと指を受け入れた。
先ほどまでとは全く違う直接的な快感に身がすくむ。
リヴァイさんにかじり付くようにしがみついて、恐怖をやり過ごす。
「…すげぇ…」
ぽつり、とつぶやいたリヴァイさんの声にお腹の中が、ギュッと収縮する。
途端に中に入っている指の形がリアルに感じられて快感がより強くなる。
「っは…ぁああぅっ」
息が上手く出来ない。
「指…増やすぞ…」
めりめり、と割入ってきた新しい指に激痛を覚える。
「いっ!ぃた…っ!!」
リヴァイさんは左手で私を抱きしめて頭を撫でながら、それでも反対の手の動きは止めなかった。
入り口は重く、響くような痛みでとても耐えられそうにない。
でも奥の指が届くか届かないかの位置に指が触れた時ぐわんと揺れたような快感が襲ってきた。
入り口の痛みを吹き飛ばすような快感。
「リ…ヴァ…っさ…っくぉくの…ほぅ…ッ!」
切れ切れでちゃんと伝わったとは思えないのにリヴァイさんは小さく頷くとピストンを止めて指で引っ掻くような動きに変えてくれた。