第11章 私の立場
私「私、教団に入団してからずっと99%でシンクロ率とまってたの。」
ブ「......そうか。」
ラ「なら、当分は安心さ〜。」
私「ラビは助けない...」
ラ「ひどいさ!」
あはははは!
笑い声が響く。
あぁ、この中にアレンもいればいいのに...
ん〜、会いたいな...
ん?会いたい?
なんでこんなこと思うんだろう。
まあ、いっか。
アレンside
ア「発動!!」
左腕の対アクマ武器が構築されていく。
けれど、完全に復活はしない。
それは何度試しても同じ。
しかも段々粒子がするペースが早くなってる。
早く戻らなきゃいけないのに...
早くみんなのもとへ
紅里のもとへ帰らなきゃいけないのに...
なんとなくだけど、僕の心臓の代わりになってるイノセンスは紅里がそうしてくれたんじゃと思う。
バクさんが言ってた存在自体が対アクマ武器、それは僕よりも紅里の方が合ってる気がする。
イノセンスを自在に操り、優雅に戦う紅里。
そんな彼女を守りたいとも思ってしまう。
守られたのは僕なのに...
ん?なんでこんなに紅里が気になるんだ?
そんなにたくさん関わった訳でもないのに...
まぁ、いっか。
今はイノセンスをきちんと発動させてみんなのもとに戻るのが先だ!
ア「よし!もう一度だ!」
さっきよりも気合を入れて発動しにかかった。