第1章 不死コンビと賞金首
しかし彼らの反応は早く、巻物に収納したモノを出すと同時に身体が一瞬宙に浮くと、アオイが気付いた時には地面に叩きつけられていた。
「がはっ!」
ドロンと白い煙とともに姿を表すのは、昨日掘り起こしたばかりの新鮮な死体。男が4と女が1体。それらは木の葉の忍だった者達の成れの果て。
「…口寄せ?一般人て聞いてたのによォ。角都!ガセネタ掴まされてんじゃねーよッ」
不死の肉体を持つ飛段は、躊躇う事なく死体の山に突撃する。
「何か仕掛けが有る筈だ。油断するな飛段、死ぬぞ」
それを見てすぐさま角都の触手、滝隠れの禁術 地怨虞がアオイを拘束する。
それと同時にアオイの雷の性質を持つチャクラが5体の屍の首の辺りに取り付けられた受信機へと飛ばされた。
操られた傀儡の様に地面に転がっていた死体がフラリと立ち上がる。
「だから、それを俺に言うかよ角都!」