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私立ウィスタリア学院~新米教師とイケメン教師たち

第6章 担当教官の数学の先生


アヤセは息を切らしながら
ステージ袖の部屋に入った。

「ハァ…ハァ…
お、遅れてしまって、
すいません!!」

「アヤセ先生!
お待ちしてましたよ!」

「あ、ジル先生…!」

ジル先生と呼ばれたその人は
パープルブラウンのヘアカラーに、
端正に整った顔が印象的な男性だ。

アヤセがジルに会うのは
初めてではなかった。

面接ではゼノ理事長の隣に座り、
採用が決まってからは
様々な説明を受けるため、
1度ほど顔を合わせている。

担当教科は数学で、
アヤセのそれとは違えど、
アヤセを教師として指導教育をする、
担当教官だ。

同時に同じクラスの
担任と副担任とういう関係にも
今日からはなっていく。

「とりあえずステージのイスに
早く座ってください!」

「は、はい…!」

するとアヤセは
すぐにステージにはいかず、
深呼吸をして息を整えた。

さらには朝から起こった出来事を
とりあえず払拭するよう
もう一度深呼吸をする。

(よし!)

しっかりとした足取りで
アヤセはステージへと
歩を進めた。

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